シンデレラの夢は夢で終わる夢

 シンデレラガール総選挙結果発表日。当ブログはシンデレラガールズというコンテンツに過剰な夢を見ている人の目を冷ましたくて書いている。もう一度伝えたいことをまとめておこうと思う。

①シンデレラガール総選挙は質の論理ではなく量の論理を重視すべきである。

 質の論理とは、このアイドルはこんな理由でアイドル目指しててだからシンデレラガールにふさわしい云々のストーリーの優劣がシンデレラガールの称号獲得に直結するという考えのこと。この論理が適切でない理由には
 1、全てのPは自分の担当アイドルが一番シンデレラガールにふさわしいと思っている
 2、そもそもストーリーを重視しているPの数は多くない
 3、ストーリー以外にも投票の動機はたくさん挙げられる
などがある。

 量の論理とは、ネタなどの拡散により利用可能性ヒューリスティックを働かせることができたアイドルがたくさんの票を得て順位を伸ばすことができるという真理である。今までさんざん書いたので特に補足はない。

②プロデューサーはシンデレラガールズというコンテンツにほとんど影響を与えられない

 総選挙でさえ、運営の意向が無視できない。選挙中のガチャブーストもイベントも票の行き先を左右するが、プロデューサーには手出しができない。総選挙のアピールのためにネタを作ろうにも運営から素材をもらえないと作れない。既存声付きアイドルが有利な理由の一つだ。
 担当のストーリーに入れ込んでいて、担当のアピールに余念のない熱心なPほど、自分がシンデレラガールズに与える影響を過大視しがちだ。残念ながらあなたのアピールは熱心な内輪のフォロワーにしか届いておらずまた票につながらず、なりふりかまわず拡散に成功して総選挙順位を伸ばせたアイドルには運営からの施しが貰える。ネタに走らない正攻法の選挙戦略が成功しにくいのは当たり前だ。それでは運営の拡散力にすら勝てない。プロデューサーは運営の圧倒的力を前に心を冷ましていなければならない。シンデレラガールズ総選挙は運営から施しをもらうための乞食活動なのだと理解しておこう。面白い乞食は注目されてお金がもらえ、つまらない乞食にはお金がもらえない。総選挙はそういう場だ。

今はこれくらいで。