記事全般に関して、反省、自己批判。

 私は、夢見りあむ3位という結果を受けて、シンデレラガールズというコンテンツにどう向き合うかを自分なりに考えるために、あるいはあふれる感情を思いのまま放出するためにこのブログを始めました。このブログからも距離を取れないと不完全に終わってしまうと思ったので、反省用の記事を書きます。

 最初の記事では利用可能性ヒューリスティックという考え方に触れて、シンデレラガール総選挙の投票メカニズムをある程度明確にし、アイドルの物語への過剰な信頼から離れようとしています。「このアイドルはこんなに素敵な物語を持っているのになんで票が伸びないの!」という失望や怒りを持たないようにするためです。おかげで私は安部菜々さんが最終結果で圏外でも、過剰に心を動かされずにすみました。
 
 次の記事は、最初の記事がそれなりに読まれたのを受けて、誤解にコメントしつつ、総選挙で票を取る方法を(誰でも思い付きそうなものしかありませんが)考えてみました。この記事は、意図としては、総選挙で票を取りたいけどどうすればいいか分からない、総選挙で泣きたくない人に向けて書いています。
 
 3番目の記事は、運営との距離について、結局コンテンツに付き合う上でユーザーは運営に従うしかないということを言いたくて書いています。これは、最近は運営の動向にショックを受けてシンデレラガールズというコンテンツから離れてしまう人が出ていることを念頭に、運営はユーザーの願い通りに動いてはくれないと示して、ショックを受けてしまう人を減らしたいと思ったことがきっかけです。
 
 4番目の記事は補足的で、特に言うことはないです。
 
 5番目の記事は、総選挙の結果が出たあと、自分が、主にツイッターで見聞きした言葉に対して考えたことを書いています。的場梨沙さんへの言及が多いのは、この結果に一番ショックを受けているのは梨沙さんのPだろうと思い、サプボへの期待が浮動票の投票を阻害しているという言葉を重く見て、このブログでもサプボはないだろうと書いておくことで次以降の投票を促し、もう一度投票メカニズムを書いておき梨沙Pさんが夢見りあむに負の感情を向けたり実際に起こっていなさそうな現象に怒りを向けるのをやめて、次に向かって欲しいと思って書いたつもりでした。

 最初の記事について、趣旨を、だから総選挙はダメなんだと、物語を重視した総選挙にすべきなんだという主張だと読んでもらった人が結構いたようです。私としては、総選挙のメカニズムを考えてみることで現実を見たいという思いで書いたもので、次回総選挙への提言のつもりは特にありません(多分物語重視の総選挙でも利用可能性ヒューリスティックは働くと思うのですが、これは余談です)。全体としてこのブログの記事は、シンデレラガールズというコンテンツを冷静に見ることで距離をとり、過剰に一喜一憂することを避け、利用できるところで(楽しめるところで)利用していくことができるようにと書いています。こうなっているからこのコンテンツはダメだ、と言いたいわけではないです。
 
 他多くあったコメントに、利用可能性ヒューリスティックの影響を過大視して、筆者は確証バイアスに陥っている、総選挙はそれだけじゃない、という意見があります。確かに私も、利用可能性ヒューリスティックの事ばかり書いているな、とか佐城雪美さんや遊佐こずえさんに触れていないのは論証として不公平だな、と思います。これを書いていた時の私は、安部菜々さんが圏外で夢見りあむさんが圏内である理由を知りたくて知りたくて、利用可能性ヒューリスティックという考え方で上手く説明できることに気付き、それを表現したくてたまらない心理状態でした。なので、利用可能性ヒューリスティックで説明できる、総選挙中に起こっていた目立つ出来事ばかり書いてあります。佐城さんや遊佐さんが票を得た理由には、それぞれのPさんたちの、ダイマ募集ツイートに地道にダイマしていく努力や、あるいは今までの高い順位からボイスに期待する人が票を入れやすかった(死票になりにくい)ことなど、様々な理由があることと思います。一方彼女らへの投票にも利用可能性ヒューリスティックが働いていた面があったとは思っており、過剰に宣伝し過ぎたことは認めますが、全体として投票行動の際に利用可能性ヒューリスティックが働く場面が多いということは十分主張できると思っています。

 5番目の記事で、筆者は的場梨沙さんを貶めたいのだというようなコメントをもらいました。最初の記事でも、利用可能性ヒューリスティックを利用できていない例として的場梨沙さんを挙げており、筆者が的場梨沙さんに特別な否定的感情を持っていると思われるに足るような攻撃的文面であったことは事実でしょう。この場を借りて全ての的場梨沙Pさん達にお詫びします。的場梨沙Pさん達の努力が実を結ぶことを祈っています。

 繰り返しになってしまいますが、全体としては、ここまでのブログは、シンデレラガールズというコンテンツをある程度客観的に見ることで、現実を冷静に把握し、感情的にならないようにするために書きました。シンデレラガールズというコンテンツも歴史が長くなってきて、思い入れの強いPさんも多くなっています。私も、安部菜々さんに強い思い入れを持った一人でした。この強い思い入れが転じて強い負の感情になってしまうのは悲しいことです。このブログを読んだ人に、シンデレラガールズに振り回されるのではなく、自分がシンデレラガールズを利用するのだという気持ちになって、コンテンツを楽しんでもらえるようになって欲しいと思っています。

 ここまで読んで頂きありがとうございました。また何かあれば書きますが、次回更新は一応未定です。何か触れてほしいことがあったり筆者に批判したいことがあれば、コメントしておいてくだされば目を通します。